20210901

8/32。まだ、夏は終わらない。

でも、ほんとは8月の頭くらいですでに夏が終わりかけてる気がしてた。今年の夏は「夜はビー玉の中に眠っていたのに」という言葉をテーマにすると決めていたけど、はやくも8月頭に達成してしまったからかもしれない。

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「夜はビー玉の中に眠っていたのに」という文字列の意味は自分ですら分かっていない。

でも、何か終わりたかったんだろうな。後先なんて気にしないで、今が息苦しいという、たったそれだけの理由で逃げ出した夏の夜。夜なのはきっと、学生が終わって、社会人になっているのに、まだ社会に適応できずに息苦しいとか言っている後ろめたさがあったからだと思う。納得するためには全力で駆け抜けるしかなかった。だから、ここで思い切り逃げ出して、でも結局逃げられないから悲しくなって、泣いて、受け入れていくしかなかったこと。でも、逃げている最中にずっと笑っていて、このまま死んでしまっても幸せなんだと信じられたこと。脆くあっさりと崩れてしまうような夏は、丸っこくて綺麗で透明で、まるでビー玉みたいな形をしていたこと。