20201014

海が見たいな。大学時代は海の近くに住んでいたから、ちょっと歩けばすぐに海岸に行くことができた。そこそこ汚い海岸だったけれど、好きだったからランニングの途中によく立ち寄った。あそこで聴いた潮騒が胸の中に染み付いている。あの海は何色だっただろう。灰色とか茶色に濁っていた気もするし、白く反射していただけだった気もするし、ちゃんと青かった気もする。青だったらいいな。記憶の中の抽象的なイメージになってしまったあの海は、今、何色にだってなることができる。だから、ちゃんと青かったんだって、この目で見て知りたい。あんな近くにあった海の色すら僕は気にしてなかった。そんなことを、思うのでした。

今日は平日だというのに二人と電話した。後の方は、高校時代の友達だった。「三連休がとれたからどっか行かん?」みたいな話だったけれど、もう既に予定が入ってたので「すまん」と言っておいた。