20210301

よつばと!15巻のネタバレを含みます。

 

 

 

 

 

 

 

一年とか二年に一度のペースで発行されて、僕がどんなに年をとっても気づいたときによつばと!はそこにあって。本屋に行って、ああ、新しく出たんだなって思って買う。それで家に帰ってページをめくると、そこにはよつばたちのいつもの日常がが広がっている。キラキラした目でなんでもない石ころみたいな日常を、石ころは面白いんだと言うよつばは面白いし、かわいいし、ありがとうだった。それなのに、ちょっと今回のは違かったんだ。ランドセルを買うんだよ。終わっていく匂いがする。今までだって確かにちゃんと時間が流れていて、夏があって、秋があって、そうやって進んできたけど、ランドセルはダメだった。意図的にキャラクターの人生を演出しないことによって、過去の面影を見せないことによって、楽園のような毎日を演出してきたよつばと! だったけれど、1巻から経過した時間が、確実に人生の一部として根付いてしまったのだと悟ったとき、僕は親みたいな気持ちになったよ。一緒に過ごしてきたあのよつばが、そろそろ小学校に入学するんだって。この巻はよつばの話だったけれど、それと同時にとーちゃんの話でもあった。


f:id:totu0nv:20210304002928j:image