20201016

シン·エヴァンゲリオンの公開日と特報3が公開されて嬉しい。なんで今日だったんだろうなって思ってみたら、今日は鬼滅の刃の公開日だからで、なるほど、鬼滅の客層をごっそり動員する戦略なのだろうな、ということに気づいて、そのとき初めて今日が鬼滅の刃の公開日だということを思い出した。鬼滅、観に行かなきゃ!

そういえば一番好きなエヴァは、子どもの頃は破だったけど、最近はQだ。基本的にテレビシリーズや旧劇よりも、新劇の方が好き。テレビと旧劇にあったのは、人と人が分かり合えないとか、そういうことに対する強烈な叫びだったと思う。明確な解決策とか、何もかも分からない、暗闇の中でただ一人でアイを叫ぶことしかできない絶望。その絶望を僕たちに突き付けることが、テレビと旧劇で、そしてそれは実はみんなが抱えていた絶望だっからたぶん、みんな一緒に絶望したんじゃないかな。当時のことは、分からないけれど。テレビでエヴァが放送してた年、僕はまだ生まれてない。でも、とにかく僕に限った話でいうと、悲しさばかりを感じ取ってしまって、それが辛かったなあって記憶がある。もちろん楽しんだのだけれど。でも、新劇はもっと前を向いてる気がする。破で、シンジ君が全部投げ捨てて、綾波を救うため、ただそれだけだった行動が世界を破壊してしまった。その罪を背負っているという事実から逃避したいという感情が、Qのほとんどだったりするのだけど、でも、ちゃんとここでちゃんと向き合わせるようとしてることが、好きだ。ちゃんと確実に間違っていく、その態度が好きだ。カヲルくんが、「情報が過去の事実すら書き換えていく」みたいなことを言っていた。もしも、シンジ君が自分の罪すら書き換えて、前を向いて歩いていくのだとしたら、それを僕は一番みてみたい。というわけで、エヴァも楽しみです。