20201108

毎日が同じようなところを回っているから、分からなくなってた、僕の体がちゃんとここにあること。色んなものごとを感じているのだということ、すっかり忘れてた。体調不良になって、やる気起きないから、何もかもとりあえずやめてみようって思って、ひたすらベッドの中に潜って、のんびりしていて思ったのだけれど、最近、何か頑張りすぎているところがあったな。すっごくのんびりしていたら、床に埃がたまっていることに気づいて、それがなんだか落ち着かなくて、掃除を始めた。埃は落ちてない方が気持ちいいし、落ちてると逆に気持ち悪い。そんな気持ち悪さに気づかないくらい、自分のことが見えてなかった。掃除をしていると、胸の奥の方がスッキリしていった。

何に一生懸命だったのだろうなあ。最近の僕は、すごく、別な自分を目指していた感じがあって、要するに自己否定をずっとしていて、ここではない場所に行こうとしてた。たぶん、普通になろうとしてたんだと思う。できないこと、たくさんある。欠陥だと思うこと、たくさんある。だから、特別とかにはならなくていいけど、普通になりたかったんだ。当たり前のことを当たり前にできる人、人と笑いあって、ただ一生懸命に頑張って、ちゃんと生活できる普通の人になりたかった。でも、僕はぜんぜん普通なんかではなかった。たぶん誰だって普通なんかではないんだ。誰が普通なんて決めてますか。この前後輩と電話したときに、「自分だけが特別ダメなわけじゃないんだってことを、ちゃんと分かった方がいいと思う」ってことを言われて、すごくそうだと思った。違う会社、違う仕事をして、違う人間で、みんな人を測る尺度が違う中で、普通になりたいなんて、どこを目指していたんだろう。普通ばっかりを目指して、回っている日常の中で、色んなものが見えなくなってた。僕は欠陥などしてなかった、ちゃんと生きていたし、これからも生きていきます、生活していきます。