20210127

spotify で音楽を聴いていたところ SUNNY CAR WASH をみかけて、久しぶりに聴いていた。中でもティーンエイジブルースが好きだった。大学を卒業する時期に死ぬほどリピートしていて、もしカセットテープだったら擦り切れてしまったかもしれない。どれくらいリピートしたらテープが擦り切れるかなんて実感がないので、あくまで想像でしかないけれど、とにかく暇があったらティーンエイジブルースという時期があった。この曲は spotify では聴けないし、CD も限定版しかないから今は買えないし、youtube で聴くしかない。そのため必然的に PV を見ていた。あの頃。

youtu.be

歌えなくなったティーンエイジブルースが

夕焼け色に包まれてく踏切のバーの向こうから

確かに聴こえるんだ

という歌詞があって、これは悲しいことだと思っていたけど、そんな風に感動できている時点で僕はまだこの曲の中に含まれていた。今日、この曲をあの頃程は熱を持って聴くことができなくなっていると気付いたとき、何かが終わっていると分かった。そんな自分をすんなりと受け入れてしまっていることも分かった。だいぶ変わってしまったのかもしれない。いつまでも大人になれないと焦っていたけれど、もしかしたら僕はもう大人の中に含まれているのかもしれなかった。「世界を変えられない僕を世界も変えられはしないだろう」という祈りと、万能感の名残を、自分のテーマ曲みたいにリピートする時期はもうたぶん来ないのだろうな。