20210203

Clubhouse というアプリが流行っているらしいのですが、あー先を越されたー、といったような感覚です。僕が買ったmacbookには入れられないし、iphoneも持ってないので、アプリ自体を使ったわけではない。でも、clubhouseが持っている部屋というような概念が強いって思ってたよ。roomを作ってその中でみんなで、話すことができる。そういう場所があること。この場所っていうのが重要だったと思う。Twitter なんかのSNSって、世界の中にぽつんと一人で佇んでいるようなイメージだった。だから場所の、場所とか空間みたいなものが持っている磁場が存在しなくて、その代わりに自分自身を磁場にする必要があった。ネタにできることってほとんど自分のことだし、それは共感というコミュニケーションスタイルになっていく。自分と同じ傷や、喜びが他人にもあることを確認して安心する。自分と重なり合う部分を持つ人から共感されたいという欲求の強まり。もしくは、自分と重なり合う部分を持つ人に共感したいという欲求の強まり。そう、共感したい、というのもあって、だから思想が極端になっていったりもしたのだと思います。とりあえず、共感でしか繋がれなくなっていったし、それが2010年代が共感の時代だった、と言われる由縁な気がする。だから僕は、インターネットに場所の磁場を持ち込むことをしたい、と常々思っていて、色々思考錯誤をしていたのだけれど、Clubhouseに先を越されてしまった、という気持ち。あーー。人間関係を進めるにはやっぱり場所が重要だなって思うんだ。同じクラスとか、同じ大学とか、近所に住んでいるとか。ぽつんとした一人と一人ではなく、同じ空間を共有しているという前提があるから、共感ではないものでだって繋がれる。ある程度同じ部分がないと仲良くできないけど、でも、違うもののままでいられます。「場所」をインターネット上に作ることができたなら、これはすごいことですよ、Clubhouse。M1チップかアンドロイドに対応してくれ、Clubhouse、早くやりたい。

※まだ使ったことないので、ただの妄想です